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「…ハァッ、ハァッ、ハァッ…」
あたしはすっかり日の暮れた道を、息を吐きながら走っていた。
体力のないあたしだから、すぐに止まりたくなるけど。
止まらないで、ただひたすら走った。
「…ここ、だ……」
あたしは1軒の家の前で、息を整えながら呟き、インターフォンへ手をかけた。
驚くだろうな…。
だって1度も、来たことがないんだから。
しかし驚いたな。
いつも駅の方へ向かって行くから、てっきり電車通学だと思っていたけど。
駅の近くに家があったんだ。
「はーい、どちら様?」
出てきたのは、顔立ちの整った、爽やか系イケメンの男の子だった。
爽やか系イケメンなのに、手にアイスクリームのカップとスプーンを持っている姿が、何だか可愛らしい。


