西園寺くんに手を引かれそのまま家まで帰ってきた私達。 西園寺くんは私の手を握ってない方でで家の鍵を開け、中へ入る。 そのままリビングまでいくと 手を離され、 「さっきの、誰?」 と、私に背を向けたまま聞いてきた。 「輝星さん? 輝星さんは私の友達のお兄さん。」 「友達?」 「うん!」 「そいつのこと…好きなの?」 「好きだよ? だって、私の友達だもん。」