「茉侑ー、一緒にかーえろっ!」

ホームルームが終わった時話しかけてきたのは幼なじみの瑞希。


「ごめんね!今日も…」


「またー!?駅前のクレープ食べに行こーとしたのに」

ほっぺをぷくっと膨らませていじける瑞希。モデルみたいで頭いいの!

またね!っといいのこしていつもの場所に向かう



「ついた!」

ここは図書室。

窓際の奥の机が一番の特等席

ここの学校はなぜか星に関係する本がおおくてついついよくきちゃう

そのうち瑞希にも愛想つかされちゃうかも…


星を見てると落ち着くの

昔からそう

人と関わるのが下手くそな私は物心ついた時から星が大好きだった


「ねぇ。」

「はい!?」

びっくりしたぁ

急に声をかけてくるなんて誰!?