「柚麻ちゃんいるー?」 一際通る声が響いたのは、そんな平和なお昼の時間。 ずっと話題になっていたその人が、会いに来るとは思っていなくて。 素直に驚いた。 なんでいるの、とか。 絶対ないって否定し続けてたのに、今来たらまた陽奈に疑われるじゃん、とか。 いろいろ考えるけど、結局。 「会いに来ちゃった!」 そう笑うこの人には、どうでもいいことなんだろうなあって。 なんの意味も、ないんだろうなあって。 「…なんでいるんです…」 やけに静かな頭で、考えていた。