「…ほんとに、変な子だね」
落ち着いたのか、涙を拭いながら言ってる。
涙が出るほど面白くはなくないですか…?
…って。
「先輩は本当に失礼ですね!」
変な子って、2回も言われたよ!
「いやいや、いい意味で、だから!」
「…どうだか」
また拗ねる私。
だって、本当にひどい。
「褒めてるんだって!本当だから!」
「…まあ、そこまで言うなら」
先輩が必死になって言うから、少しは信じてあげようと思った。
少し、だけどね。
そう思っていたら、先輩は上履きを履き直し始めていた。
かかとは踏まずに履いてくれるみたいだ。
「ありがとう、これからはちゃんと履くことにするよ」
「はい、よかったです」
お互い微笑んだ。

