「高島さんっ…ってあれ!?」
道長先生に連れてこられたのは職員室。
…でもいつものフォーマルな部屋ではなく、レストラン風だった。

「半田先生、高島さんどこ行ったか知りませんか?」
「あら、高島先生なら喫煙しに行きましたよ?」
「おいおいー!!マジかよ〜!小雪ちゃんに高島さんの姿見せようと思ったのによぉ〜!!」
「そろそろ帰ってくると思いますよ?」
ニコニコしながら半田先生はそう言った。

「んで?俺に何か用か、誠。」
「げっ!!!た、たたた高島さんっ!!」


道長先生の後ろで黒いオーラを放つ執事姿の高島先生と…女の人?
「こんにちは。…道長さん、この前はお酒の席ではどうもご馳走になりました」
「おっ!!由奈さん!!来てくれたんだなっ!!」
道長さんの知り合いなのかな?…にしては頬が真っ赤に染まってる様な…?

「…貴方は?ここの生徒さん?」
「え!!あ、はい。」
間近で見るとすごく顔が整ってて綺麗な人。…高島さんにお似合いだなー…
「高島さんって学校とかだとどうなの?…やっぱり怖い?」
「えぇ!?…あ、あの…」
「そこまでにしとけ。…困ってる。」