きっと高島さんの事だ。きっと夜遅くまで仕事するだろうなー…
だったら熱いコーヒーにしよう。

コンコン。
「高島さん。コーヒーをお持ちしました。」
「あぁ、入れ。」

「失礼します。」
高島さんの部屋初めて入るなー…
…なにこれ…
中は生活感のない部屋だった。重なっている資料 重なりすぎて崩れている資料、紙。
「…あの…高島さん…これは…」
「あ?…これは全部来週までには片付けとかねぇとならねぇんだ。」
こんなにもの資料…
私だったらとてもじゃないけど人では出来ない…
「他の先生方には手伝ってもらわないんですか…?」
「ん?…あいつらなんかにやらせたらろくなことになんねぇからな。だったら1人でやったほうが良いと思わねぇか?」
そんなことないと思うけどなぁ…
「あの…あまり無茶しないで下さいね?」
「…あぁ。だが…今は休んじゃならねぇ。あの人が望んでることを俺は…叶えてやりてぇんだ。」
《あの人》?…誰だろう、あの人って…

夜私はあの人が誰なのか気になってあまり寝れなかった。