…もう放課後かぁー早かったなー。

「小雪ー!!帰ろうぜ!!」
「あ、うん!ちょっと待って!!」
急いでバックの中に教科書と参考書を詰め込む。

「小雪ちゃーん!!ちょっと時間いいかしら?」
亜利沙ちゃんが白い紙を持って走ってきた。
「亜利沙ちゃん、何か用?」
「今月の半ばにクラスの絆を深めるためにある合宿があるでしょ?そのグループの話なんだけれど…」
もうそんな時期かー…クラスの絆といってもこのクラスは全員仲が良いからなー
「私と小雪ちゃんと立崎君。あとそこにいる中山君と山中君なんだけど…いいかしら?」
雄介君とも同じグループなんだ。
「小雪ーっ!…ってなんだ女子同士で話かよー…」
来るのが遅かったから呼びに来たんだ…
雄介君はこちらに走ってきた。
「あら、あなたにも関係あるわよ?…立崎君と中山君と山中君と一緒のグループで良いわよね?」
「待って!!俺、小雪と一緒のグループ!?やった!!中山らと同じグループか!それも嬉しい!」
相当嬉しいんだろうな、凄くはしゃいでる…
「立崎君も小雪ちゃんもよろしくね!」
「うん!」
亜利沙ちゃんは走って教室を出た。
合宿かー…このグループはなんだか楽しそうで良かった。