「…あと10分か。…今日習ったことを生かして応用問題を解いてもらう。」
そう高島さんは言い、黒板に問題を書いていった。

応用問題は3つ。2つは分かるけど…あと1つが少しだけ…いや、相当難しく作ってると思う。

「…この最後の問題を…古本!!お前が解け。」
「え!?…はい。」
最後の問題はあんまり自信が無いんだけどなー…

教卓に行き、問題を公式を利用して解いていく。

…これでいいかな?
「あの…これが答えで、す。」
「…正解だ。よく分かったな。」
…っ!!今高島さん少しだけ微笑んだ?
いつも仏頂面してるのに…
「ありがとうございますっ…」
そう言って私は足早に席に戻った。


…高島さんって…良い人?