「…は、はぁ。」
でも…私もこの桜はまだ1日しか経っていないのに大好きになってる。
すごいな…この桜。

「あ。卵だけしか食べてないからお腹すいたでしょ?」
「ま…まぁ…」
「はい、これ少しだけあげるよ。」
渡してくれたのは飴。
「良いんですか?貰っても。」
「うん。」
「ありがとうございます。」
私と響也さんはその後何も喋ることなく庭にある大きなベンチに座って桜を眺めていた。