どのくらい歩いただろうか。
「今何時?」
「今?えっと…7時40分だよ?」
「まだ時間あるなー…よっし!ちょっと寄り道しようぜ!!」
「え!?大丈夫なの?」
「大丈夫だって!こっちの道からでも学校行けるし!」
雄介君にそう言われ着いていった。

少し歩いて行くと桜の木が沢山なっている道があった。
「わぁー…!!綺麗だね!!」
「だろー??昨日俺、夕方に丘田高まで歩いて行って見たんだ!んで寄り道しながら帰ってたらこの道見つけたわけ!」
「へぇー…!!」
あの家の庭の桜も綺麗だけど…ここの桜の道も綺麗…!!
「気に入った?」
「うん!凄く!ありがとう、雄介君」
「おぅ!!じゃあ行くか!」
「うん!!」