この声が届くなら。

「あれー?
櫻田さんどうしたの、顔赤いよー?」





一人の男の子が私に向かってそう言った。



きっと相当な赤さだろう。

だって...
今まで感じたことないほど顔があつい...




どうしたんだろう...



このドキドキする気持ちが
“恋”と気づくのはもう少し先のことー…