この声が届くなら。

疲れたら言ってね!と気を使ってくれた。






ーーー






ートントン

「終わったし休憩しようか」



知山くんは肩をポンポンと叩いて
優しく声をかけてくれた。







「これ差し入れだってよー!」


一人の男の子が先生からの差し入れを持ってきた。


きっと女子と男子じゃ分けてある数が違うだろう。





取りに戻ろうとした時...



「どこ行くの?」

『教室に戻ろうと思って』



知山くんは、はい!と
差し入れのジュースを2つ持ってきた。