この声が届くなら。

「可愛くなんかないよ!
私、よく悪魔だ!って言われるよ?」




そう言って陽葵ちゃんは笑う。

その顔はとても可愛らしくて...
こんなふうに笑えたら、って思った。







「でしょ?」


なぜか渚ちゃんがそう言った。




「うん!渚の言った通りだね!」








“渚の言った通りだね”…?




『どういうこと?』


私は渚ちゃんにノートを見せた。