「先生に呼ばれてたね。玄関で待ってるね!」



いいよ!と言おうとした時には
渚ちゃんはもういなかった。





ーーー






コンコンと音をさせて呼ばれた部屋の中に入る。





「お、来たな」


先生は椅子に座ってコーヒーを飲んでいた。









「呼んだのはな?

櫻田の失声症のことだ。
櫻田のお母さんから話は聞いた」




『それで...?』



「お母さんが心配されてる。
ほかの生徒と仲良くできるのか、ってな」








ママは確かに心配症。

みんなが思ってるより3倍くらい(笑)