この声が届くなら。

「よかったね、勇気♪」


「まぁ、言っちゃえば
俺から言いたかったけどね」


「あ、そう言えば。ゆずちゃん渡さないの?」






あ、そうだ。
渡すの忘れてた。








「はい...!

これ、私が選んだから
気に入らないかもしれないけど...」


「え?」


「渚ちゃんがね、
プレゼントしよう!って言ってたの」








勇気くんは私からプレゼントを受け取ってくれた。