この声が届くなら。

「ごめんね、本当はこれ。買いに行ってたの」



少し照れながら渚ちゃんは渋谷くんに買ったプレゼントを渡していた。







「え...俺に?」


「もちろん!」


「さんきゅーな」




渋谷くんは優しい笑顔で渚ちゃんを包んでいた。