この声が届くなら。

「あ、羽琉くーん!
蒼生くんの好きなもの知ってるかな?」


「お、知ってるよー!」





陽葵ちゃんは羽琉くんに今村くんの好きなものを聞きたいみたい。







「ちょっと陽葵ちゃんのとこ行ってくるね♪」


「分かった」







私はそう言ってまた、
勇気くんへとプレゼントを選んだ。