この声が届くなら。

ーーー






「あ、柚葉」


「柚葉...?」



普段、あまり反応しない渋谷くんが反応していた。





「あ、蓮くん!
この2人付き合ったんだよ♪」


「そうなんだ。よかったな、勇気」





渚ちゃんからそう聞いた渋谷くんは知山くんにそう言っていた。





「何なにー?付き合っちゃったのー?」


背中を押してくれた羽琉くんもそう言いながらも
私の耳元で言ってくれた。







「おめでとう...ゆずちゃん」



そう言って微笑む羽琉くんは
今まで見たことないくらいカッコよかった。