この声が届くなら。

「ねぇ、陽葵。あんたさ。

私が蓮くん好きって言った時
何て言ったか覚えてる?」



「何か言ったっけ?」





陽葵ちゃんは、う~ん?と悩んでいた。








「覚えてないの!?

『まぁ、そんなイケメンを』
...って言ったのよ!」





そういや言っていたような...






「あんただって今村くんなんて相当な、イケメン好きになってるじゃない!」



「あ、は、は~」






渚ちゃんにバシッと言われてしまった陽葵ちゃんは苦笑いをしていた。