この声が届くなら。

「あはは(笑)ありがとうね。
でも僕とゆずちゃんの“好き”は違うんだ」



『違う、って?』








「僕は恋愛対象として好きなんだ」



“恋愛対象”...として?







「ごめんね、
困らせるつもりはなかった。だって...」








だって、の後に羽琉くんの口から出た言葉は私の頬を赤く染めた。