ゴクんっ………。



あ、あああああ…、にがっ‼




「お?飲めた?飲めまちたか~?」


「んんんん…ぅえ。
にっがあ…。」



口の中に苦味が広がる。



「無理して飲むからだろ~」


「うっさい!」




後になって冷静になってみると、間接キスしたんだ…なんて考えて一人恥ずかしくなった。
もちろん先生はお構いなしの余裕を見せていた。





恥ずかしさを紛らわすために缶で、コツンっと先生のデコを攻撃して私はまた丸うちの作業を進めた。


隣では先生がパソコンに何かを打ち込んでいた。

















『コンコンコン。』


静まり返った教官室にノックの音が響いた。