私は口パクではいはい。と言ったのを、鈴木先生は分かったかのように私にグーサインを向けた。 鈴木先生と謎の会話をしている間に、担任は一人で話を進めていた。 もちろん、話なんて聞いてるわけもなく…。 〈テスト、頑張れよ。〉 3度目の紙にはそう、書かれていた。 なんだ、鈴木先生にも優しいとこあるんだ。 「って…。森田、聞いてるのか?」 「は、はい!」 …ごめん。…一つも聞いてない……。 そのあとすぐ、お昼休み終了のチャイムが鳴り担任の長々した説教から解放された。