下衆男に恋をしました

いつの間にか眠りに落ちていた。

起きたのは朝四時のことだった。

昨日の記憶はお酒が入っていたけどしっかり覚えていた。

隣に瑞希が居て安心した。

「好き…」

瑞希の頬をそっと撫でると瑞希はパチッと目を開けて驚いた。

「あ、ご、ごめん」

咄嗟に謝る私。

瑞希は笑う

「なんで謝るの?おはよ」

なんでだろう。

昨日の初めて会った時の優しい態度
その後の冷たい態度
そして今の優しい態度

瑞希の考えていることが全くわからなかったけどそれでも胸がキュウと苦しくなって抱きしめてもらいたくなる。