「ここら辺まとめ上げて、油断してっからんな事になるんだよ。」 「……返す言葉もございません。」 彼は苦笑いを浮かべながら、反省するように肩を落としてみせた。 頼りない。 頼りなすぎるよ。 この人が本当にあの伝説の"煌龍"総長なの? 想像していたものと、全く違う。 私が想像していたのは、こんなに頼りない男じゃなくて……… ……いや、もう何だっていいや。 どんな総長だろうが、計画を遂行するまで。 全ては君の笑顔の為に。