……そうだ。
目を反らしちゃ駄目だ。
これが、伝説の煌龍総長の顔。
優しい恭のもう一つの姿。
「はっ!いきがってんじゃねーぞクソが。てめぇさえヤりゃ煌龍なんてただのごみ溜めだろ?クズの集まりだろーが!
悪いけど、てめぇこそ消えな!」
男の後ろに居た奴等が動く。
鉄パイプやら金属バットやらを持ってジリジリと恭に詰め寄っていく。
「あーあ。本当に話通じねぇのな。
じゃあ、話し合い不成立ってコトで。」
恭がそう言うと、武器をもった奴等が振りかぶってくる。
恭危ない!!!!
あたしがそう叫びそうになると、
「ぐあぁっっ!」「ぐはぁっっ!」
一瞬何が起きたか分からなかった。
恭に襲いかかったはずの奴等が、腹部を押さえながら次々と倒れていく。
「武器だけ一丁前で、隙だらけだな。」
恭が……倒したんだ。
敵が振りかぶった瞬間に、腹部に一発入れたらしい。
「……なっ!てめぇっ!!」
今度は、恭と話してたリーダーと思われる男が恭に向かって行く。
それと同時に、その男の後ろに居た奴等も恭に向かって拳を振り上げている。



