「じゃあ、質問変える。茉弘は、恭の事好きだよね?」
―――――――――――え?
何それ。
あたしが恭を…………好き?
好き
すき
スキ
!!??
「あれ?その顔、ひょっとして自覚なかった??」
あたしは、冷や汗が止まらない。
心臓が、これでもかってくらい暴れてる。
「自覚も何も……何であたしが……?」
「あんた恭の前だと女の顔してるよ?好きだって顔してる。」
それってどんな顔!?
「恭もあんたの前だと男の顔してるしね。あいつもそれなりに男だったんだね。」
知らない!
知らない!
そんなの分かんないって!
ぐるぐるした頭の中、なんとか声を絞り出す。
「百合さん……あたし、よく分かんない。」
「ん?」
「す、好きとか、全然分かんない。」



