翔太さんは、私の気持ちが伝わったのか、いろんな話をしてくれた。 こんなに話したのは初めてだった。 彼女との出会いから別れまで、そして、今の彼女への気持ちを話してくれた。 切ないくらいに、一途な想いに、また泣けてきた。 やっぱり、私には入る隙間はない。 それでもいい。 翔太さんが一緒にいて落ち着くと言ってくれた。 妹としてても、 友達としてでもいいから、 翔太さんの力になりたい。