「好きだよ、彩」
「私も・・・」

抱きしめたまま、凌が耳元でささやいた。

その日は、朝まで抱き合ったまま眠った。

私は何があっても絶対この手を絶対離さない。
2度と、男遊びなんかしない、と心に決めた。

大好きだよ、凌――――。