羊飼い達 side

「な..なあ、お前ら今のは夢だったのか?」

「違うと思うよ。僕、天使見たもん。」

「右に異議なし。」

「これが神のお告げと言うものじゃな。」

「じゃあ、ベツレヘムヘ行こう。

神様のお告げが本当かどうか確かめに行こう。」

「行こう、行こう。本当だったらいいね。」

「右に異議なし。」

「そうじゃな。ベツレヘムの街までそんなに遠くないし、確かめに行くか。」


そうやって羊飼いたちはベツレヘムまでやってきた。

「なあ、確かめに来たのはいいが、この街の何処かは教えてくれなかったよな。」

「そうじゃな。困ったのう。」

「見て見て、空に凄い大きな星があるよ!」

彼らは空を見上げると、今までに見たこともない大きな星が輝いていた。

「あの星の真下かもしれん。あそこまで行ってみよう。」


数分かかりやっとたどり着いた。

「あの動物小屋だろうか?星はあれの上にあるが...」

「悩んでいても仕方がない。行ってみよう」


動物小屋に近くたびに赤子の鳴き声が聞こえてきた。