「見んなって」 「あっ」 開いたままのアルバムを上からあっさりと奪われる。 そのまま手の届かない所まで高く上げられて、仕方ないから諦めた。 「ケチ。深影可愛かったよ?」 「うるさい。嬉しくないけんな、それ」 あ、そのちょっと不機嫌そうな顔。 写真の顔と似てる。 当然といえばそうなのだけれど、深影はあまり乗り気じゃなかったのかな。 よく似合ってたのに… 男の子だし、可愛いって言われても嬉しくないのか。 不貞腐れた顔の深影はそのままアルバムを戻しに行った。