ドキドキと、ほんの少しの期待と。 眉間にシワが寄るくらいに目元に力を込める。 あれ………? 何も…ない? 目元を覆う手のひらに熱がこもるばかりで何も起こらない。 もしかしてって思ったのに… 勘違い? 「みか…」 深影。 そう呼ぼうとした時。 唇の端に冷たいものが触れた。