本当に綺麗な人なんだもん。 ジッと見ちゃうのも仕方ないよ。 「じゃ、うちもう行くな。後はごゆっくり」 「えっ!美里さん!」 「バイバイ、鏡華さん」 目元に涙の跡を残して、鼻を赤くしたまま走っていく美里さんを呆然と見つめる。 この状況で置いていかれたら 残るのは私と… 「な、なんでおるん…」 「ごめん…深影」 「おっとってって言ったやんか」 「ううん、それは聞いてない」 何も言わなかったよね? それで気になってついて来たんだもん。 立ち聞きしたのは悪かったけれどさ。