君だから〜たった一人の君〜


亜鶴弥が指差したのは黒に水玉柄の下着。


レースが付いているが大袈裟というわけでもなく、シンプルで可愛いデザイン。


「これよくない??」


「うん!!これにしよ♪」


レジに持っていった亜鶴弥を見送って、亜倖も見る。


フリルがありすぎるのは嫌いだし、派手なのも嫌い。


我ながら面倒くさい趣味をしていると思う。


でも譲れないものは譲れない…。


そんな亜倖の目に留まったのは、白地に音符の下着。


久々にキタ!!!!


さっと自分のサイズを見る。


「…なぃ」