君だから〜たった一人の君〜


そして、吸い込まれそうになる瞳…


亜鶴弥も顔が整っていて、少し茶色がかった髪は風がなびくたびに揺れる。


そんな亜鶴弥だから何も言われないんだろう…。


はぁ…と重いため息を吐いた。


自分の髪は染めすぎて金色に近くなっていて、以前に比べて大分傷んできている。


この機会に…染め直そかな。


「なぁ、髪染め直すとしたら何色が合うと思う?」


亮に聞いてみる。


休日に4人で遊んだりして私服を見てわかったが、亮はセンスがいい。


「染め直すん?」