君だから〜たった一人の君〜


好きって想いが伝わってくるような、暖かいキス。


唇が離れて、また笑いあった。


再び唇が近付いた瞬間…―


「亜倖ー!!亮くーん!!ご飯食べー!!」


「「!!」」


オカンめ…!!!!


ギリッと奥歯を噛み締める。


そんな亜倖にフッと笑って、頬にキスする。


「行こぉや」


「ッ…うん」


ゆっくり階段を下って、リビングのドアを開ける。


「亮くんも夕飯食べて行き♪」


「はい」


亮の登場で、全員が笑顔になる。