君だから〜たった一人の君〜


めっちゃ見られとる!!!!


「まあ今日はゆっくりしていき。連絡せんから…な」


「あ…」


もしかして、この間亮がここに来たんは、亮のお母さんが呼んだから…?


奥に行こうとする麗香をチラッと見て、亮のお母さんに会釈した。


それから急ぎ足で麗香のそばにいく。


「まさか亮があんな必死になるなんて…な」


そんな呟きを、知らずに。







「…で、何かあったんですか?」


「あ…うん」


カフェオレを置いて、ゴクリと唾を飲み込んだ。