君だから〜たった一人の君〜


「…話、あんねん」


「話…ですか?」


「えぇ加減、決着つけようや」


出来るなら早く決着をつけたかった。


…覚悟は、出来とる。


「…わかりました。喫茶店ででも、話しましょ」


「…」


先を歩く麗香を少し眺めて、後ろを歩いた。


少し歩いて着いたのは、落ち着いた雰囲気の喫茶店。


1番奥の席に通されて、無言で歩く。


「何にします?」


「…カフェオレ」


「じゃああたしも同じので」


「かしこまりました」