君だから〜たった一人の君〜


ところどころ笑いを混ぜながら親切に応えていく。


「亜鶴弥ー!シャーペンと消しゴム貸してくんね?」


「はぁー!?持ってきとらんの?!」


「悪い??」


「持ってこいや!」


「あーもーうっさいなぁ。夏川さん貸してくれん?」


「え?ああ、別にえぇけど…」


鞄から筆箱を出してシャーペンを出す。


「はい」


「ありがとー!亜鶴弥と違って夏川さんは優しいなぁ♪」


亜鶴弥を見てニヤニヤ笑う。


「うっさい!!あ、コイツは久住 大輝ってゆーてアタシの幼馴染みなんよ」