君だから〜たった一人の君〜


あまりの変貌に呆然とする。


あの、クールで無口な亮が


瞳を輝かせて興奮している。


「りょ、亮…?オトンのこと知ってたん?」


「当たり前やろッ。夏川剣人さんてゆえば、伝説の人やで!?」


伝説の人…??


「仲間の仇とる為に1人で乗り込んでそのグループ潰したとか、他にも…っ」


「ストーップ!恥ずかしいからその辺で、なっ」


「本人に会えるなんて…ッ握手してもろてえぇですか?」


「おぅ!」