「ここやで〜」


ごくりと唾を呑み込む。


ここが、ウチのクラス…。


「開けるで?」


「うん…」


亜鶴弥がドアをスライドさせる。


―――その瞬間


―パーンッ パパーンッッ


「よーこそ3の4へーーー!!!」


「へぁ…?」


クラッカーの中身が亜倖の頭に乗る。


突然のことに立っていることしか出来ない。


「驚いたかぁ?実は昨日春海ちゃんあ、谷司センセーのことな!から連絡網回ってきてな、驚かす準備しとけやぁ!ってな」


全員がニコニコ笑う。