君だから〜たった一人の君〜


「せやけど…ウチ、元総長やで?亮とは釣り合わんよ」


「ハァ!?あいつも総長なんやろ?お似合いやん♪」


ニッコリ笑って、応援してくれる。


「何かあったら相談してや?いつでも話聞いてやるで」


「ん…」


「亜倖」


ポン、と遊馬の手が亜倖の頭にのる。


「亜倖はむっちゃえぇ女や。手放すんめっちゃ惜しいんやからな?自信持ちぃ!」


「…おぅ!」


遊馬、アンタに会えてよかった。


昔と変わったけど、根本的なとこは変わってへん。