君だから〜たった一人の君〜


「…スマン」


ちょっとだけ頭を下げて亮に謝る。


…次の瞬間には亜倖に叩かれていたけれど。


「別に。…お前も散々しばかれとるしオアイコやろ」


「お前…えぇ奴やなぁ。ちょお抱きついてえぇ?」


「ヤメロや」


額を抑えられてハグは出来なかった。(笑)


遊馬の後ろで2人を睨んでいる亜倖がいたことを2人は知らない。


「さすが亜倖が惚れた奴やな…」


「は?何かゆうたか?」


「遊馬ァッ!!!!」