君だから〜たった一人の君〜


その言葉に喜ぶように、遊馬はニヤリと笑った。


「ハエのことはよう調べとかんとな」


「―…」


「言い直さんで?亜倖に群がる奴はハエやから」


もう亮に興味がなくなったかのように、手元のダーツを弄り出す。


「亮クンは、亜倖のことどこまで知ってるん?」


「…は?」


にっこりと笑いながら、残酷なことを言おうとしている遊馬。


「ゃめて…言わんで!」


「ん〜どうしよっかなぁ♪」


亜倖の反応をニヤニヤしながら見る。