『それはそうと、入学式は2週間後でしょ?全寮制だって聞くし……なかなか会えなくなるわね…』
「大丈夫だ!夏休みとか、帰ってきたときは絶対千鶴のとこにいくからな!」
『かぐや……』
正直言って、いつもいた千鶴ともバラバラで不安だらけだけど…
「あたし、頑張るから。イイ女なって、カレシ作って、お前に紹介しにくる」
『あははッ、それは無理でしょ!あんた、恋の“こ”の字さえ知らないくせに~!』
どこにツボッたのか、時折せき込みながらゲラゲラと笑う千鶴。
「じゃ、あたしはもう切るな。また…」
『あはは、うん。メールくらいはしてよね。写メもよ!』
「わかったわかった。彼カノかってーの」
『ふふっ!……ばいばい』
「あぁ。また、な」
ブツッ
電話が切れ、スマホを机の上にそっと置く。
「2週間後……」
マンモス校である天津川学園。
やっぱり、広いんだろうなぁー。全寮制だし。
受験した時は別館だったから、正直言ってまだどんなところかは少ししか分からない。
