孤独総長×全国三位の暴走族【完】




凪「帰ったよ」





黒「そっか。」






ガラガラ





また扉が開いた。





静「蓮」






蓮「あ、ここにいた。静の病室行ったんだけどいなかったからここに来たのかなって思ってきた。あ、凪。目覚めたんだ」






凪「迷惑かけてごめん」






蓮「べーつにー。慣れてるし。慣れって嫌だね」





苦笑いをする蓮。






黒「これはこれから蓮に頭上がんなくなるなー?」






そう言って私の頭をくしゃくしゃにした。





凪「…」







蓮「僕、凪に話しあるから黒海、明日また話そ?ね?うん、そうしよう!!さよならー!!」






黒「お、ちょい、お前、今来たばっかなんだけど、おいおいおい」









蓮は、有無を言わせず静と黒海を強制的に帰らせた。







凪「…蓮?」






蓮「良かった、凪、目を覚ましてくれないと思ってた。」






扉から手を離して振り向いた蓮。