扉が開く音と共に声がして視線を動かすと
凪「静と…黒海」
静が車椅子に乗っててそれを引く黒海。
静「傷、大丈夫?」
凪「あ、うん。静…ごめん。もっと早く助けなきゃいけなかった」
静「別に。強いていえば、心残りは凪の代わりにアイツを殴りたかったっていうだけ。」
真顔で言うから笑ってしまう。
凪「久しぶり…黒海。」
黒「ずっとbarで待ってたのに来ねえし。」
ツンとそっぽを向く黒海。
黒「そ、れ、に。お前、龍海の学校に行ってんだってな?なんで俺に言わねえの!?あとさー!」
会ってなかったぶん、凄く愚痴を言われた。
黒海も変わってなくて凄く安心した。
静「…葉たちは?」


