孤独総長×全国三位の暴走族【完】




彗は、自分が怪我しているにも関わらず、119番をかけてくれたり、私を何回も宥めてくれた。






凪「ごめん、ごめん、ごめん」







彗「凪、そんなに自分を責めるな。お前のせいじゃない。柚琉がお前を守りたかったから守った。それだけだ。」






凪「でもっ!」








彗「凪、コイツはそんなに弱くな、い。」






彗は血まみれの手で私の頭を撫でた。






凪「彗、私のせいでごめん。ごめんなさい」





涙がボロボロと零れた。





それを優しくだきしめてくれた。






私はこの時からダメだったんだ。





彗も酷く…怪我をしていて止血しないといけなかったのに…。