彗は、自分が怪我しているにも関わらず、119番をかけてくれたり、私を何回も宥めてくれた。
凪「ごめん、ごめん、ごめん」
彗「凪、そんなに自分を責めるな。お前のせいじゃない。柚琉がお前を守りたかったから守った。それだけだ。」
凪「でもっ!」
彗「凪、コイツはそんなに弱くな、い。」
彗は血まみれの手で私の頭を撫でた。
凪「彗、私のせいでごめん。ごめんなさい」
涙がボロボロと零れた。
それを優しくだきしめてくれた。
私はこの時からダメだったんだ。
彗も酷く…怪我をしていて止血しないといけなかったのに…。


