孤独総長×全国三位の暴走族【完】





柚「凪っ!!」





1発目は私を庇った柚琉の頭に、



2発目は柚琉の腹に、





3発目は撃っている秦ちゃんを殴ろうとした彗の肩に、






4発目は彗の腹に…命中した。







バキッ




ドサッ






彗が秦ちゃんを殴ったのと、柚琉が倒れたのはほぼ同時だった。






凪「柚琉っ…」







柚琉は何も応答しなく、目を瞑ったまま。





凪「柚琉…柚琉…ごめん」







ジワッと血が頭とお腹から出てきているにも関わらず、私は柚琉を抱きしめた。







彗「すぐに、救急車を呼ぶから。大丈夫だ。心配するな。」





凪「柚琉っ…」