ーーバンッ
その音がしたとともに全てがスローモーションのように思えた。
秦ちゃんが引き金を引いたのと同時に、彗の後ろに立っていた柚琉が拳銃と腹に1発パンチを入れた。
それは相当な重さだったらしく、秦ちゃんはバタッと倒れた。
柚「大丈夫か。凪ちゃん」
柚琉は私の縄をといてくれた。
凪「す、彗は」
彗「いるよ。無事。ギリギリで避けすぎて肩をちょっとスったくらい…」
そう言いながら肩から血が出ていた。
凪「ほんとに怖いからやめてよ、もう…」
柚「だから言っただろ?すぐには殺られるような俺らじゃねえって」
帰ろっかと言って立ち上がり、倉庫から出ようとした。
彗「お前、秦ちゃんって呼んでたけど、知り合いか?」
凪「秦ちゃんはね…」
そう言いかけた時、
「凪のくせに」
ーーバン
ーーバン
ーーバン
ーーバン


